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おもったことをなんでも書くことろ

木村一基 折れない心の育て方を読んだ


はじめに

観る将になって、いろんな棋士の聞き手、解説を観るようになった。 イトシンTVでも紹介していた「木村一基 折れない心の育て方」を読んだので内容をメモしておく。

仕事にも通じるところがあるのと、自分自身感覚的に感じていることが言語化されてるような印象もありました。 どちらかというと自己啓発系の本になります。

内容メモ

Kindle で読み終わったあとに、ラインそこそこ引いてたのでいくつか引用する。

1. すべての経験をプラスに捉える

うっかりミスとかあるわけですけれど、普通にやり過ごすほうが良いんです。

ミスを引きずって嘆くより、未来を観るほうが健康でいられる。と言っててわかるってなった。 ミスしてもうまくいけば問題にならないことってあるし、やり過ごすという表現が面白いなと感じた。

まあ、そういう見え方だったのかと思うんです。むしろ隠されるよりはいいんじゃないでしょうか。あまり気にしないことですね。

棋士の場合、観戦記者に記事を書かれることもあるし、AbemaTVの将棋チャンネルのコメントとかネガティブな事も含めいろいろ書かれる。 他人のコメントや態度に苛立ったりへこんだりすることもあるけど、他人をコントロールできない以上、気にしないのが一番。

2. 今取り組んでることに全力を尽くす

効率をみな求めるわけです。私もそうです。すると想像力が減っていく気がするんです。

効率化、最適化されたあと世界は、何も考えない作業になってしまうだろう。その意味で想像力が必要としない世界かもしれない。 ふとした時に良い手が思いつくという、無駄と思える時間が無駄じゃない。というのは発明のひらめくときの話に似ている。

やるべきことからよそへ逸れる。逸れることが癖になる恐れを感じるんです。

「堕ちる」と自分はよく言ってるけど、それと同じことかなと思う。 ただ、気分転換するのに頭の片隅にやるべきことが残っていると気分転換できないこともあるし悩ましい。 好奇心を持つと、いつの間にか全力投球しているという話も木村先生らしい。

AIの良いところは、必ずたたき台を出してくれることだという。たたき台というのは、木村九段らしい言葉だ。AIが示した手が必ず正解だと言っているわけではない。

たたき台という表現は木村先生らしい。あくまでも最善を決めるのは自分であると。

3. 人と比べない比べなければ自分を見失わない

人がやっていることを真似たからといっても、上手くいく保証は何もないのです。

人がやってることの本質を理解して、自分の中で消化したあと上手くいくと思ったら真似するのと、何も考えずに真似するのは異なる。

この第一感というのは修正が効かない。勘が鈍っている時はとんでもない手が浮かんでくる。頼りたいけど勘がは足らなくて負けることも増える。勘をどう磨いたらいいかは何とも言えませんね。

第一感の精度を上げるということは考えたことなかったけど、自分の経験的に朝ごはんを食べなかった時の第一感ほど信用できない。

消極的に行って負けるのは一番堪えますね。もうちょっときちんと前に出るべきだった。というのは、後悔につながりますね。

守りに入って失敗したときと、こうやりたいと積極的に行動した結果、失敗したときの経験値って2倍くらい違う気がする。

4. 負けを受け入れる恐怖心を受け止める

淡々と今やるべきことを続けてみる。すると、違う道が向こうからやってくるときがある。

自分のイメージは、木の枝葉のように成長すれば枝葉がわかれ成長するように、淡々とやることで違う道になるのはあるなぁと。

木村一基九段、691勝410敗(2021年7月30日現在)。410回の「負けました」の上に、今の地位がある。

こう言われるとすごいな。400回以上「負けました」って言ってて、折れないというのはいろんな意味で強いなと思う。 受け入れるということの大切さを感じる。

5. 「ありがとう」を持ち続ける

好きなことをやてれるいるからこそ、自分には厳しくなければいけない。好きなことを仕事にできているからこと、中途半端な研究では済ませられない。

お弟子さんにも棋士になったあとのことを考え厳しい接し方なども書かれていたが、自分を律している師匠見たら中途半端なことはできないかもしれない。 順位戦B1組以上でお弟子さんを取られているのが、木村先生だけと書いあるのもうなずける。

どんな出会いにも学ぶべきことはある。そう考えると、すべての出会いが大切になる。出会ったすべての人が、有難い人になる。自分のためになったと思えば、嫌な記憶も消えていく。

他人ってなにかしら必ず学ぶところってあって、学んだと感じたら感謝を覚える姿勢は、自分も忘れないようにしたい。

6. 自分の言葉を持つ自分の特徴を知る

辛抱とは、実は積極的だ。耐えるだけではなく、その先を見据えている。頭をすくめて縮んだら、次は思い切り伸びる番だ。

ポジティブ思考な印象もあるが、王位戦見てて、辛抱してても藤井先生のように正確に指され続けられると辛抱が実らないことってなるなあと思う。 それでも折れないって魂に百折不撓が刻み込まれてる感ある。

7. 自分を律するそれは相手に勝つというより自分に勝つため

銀は真横にも真後ろにも行けない不器用な駒ですが、相手の銀よりも働かせることが肝要で、それが出来れば有利になる。そんな楽しみを持たせてくれる駒なんです

羽生先生の銀とかあるけど、木村先生も銀が好きという。 私も将棋やってて、大駒など優先的に動かしてしまう駒、うまく使えない駒とかあるけど、将棋ってすべての駒を使って勝たなければいけない。勝つために、駒の好き嫌いなんて言ってられない。勝つための不器用な駒だってうまく働かせるというのは、仕事にも通じるとこがある。 真後ろに下がれない不器用な銀を歩で支えてあげるとか、香もまっすぐしか行けないけど、下段の香に力ありとか、場面によってはどの駒にも輝く瞬間ってあると思う。

ファンの方は、強い人が好きなんじゃないでしょうか?いくら面白いことを言っても、解説だけでは飽きられるのですね。

縁を大切にする木村先生にとってはファンもめぐりあわせと感じているのだろうか。だから解説するにも強くなければいけないと。

心は、常に揺れる。「なぜ、あの時、できる限りのことをやらなかったんだろうか」、そう後悔しないよう、頑張っていきたい。

仕事で、工数を理由にテスト書いてなかったり、冪等性のない実装になってたり、リリース後に後悔することは社会人はじめのころはよくあった。 それからは、やったほうがベストなことはやるようにしてる。そのほうが心が健康になれし経験値が高い。

さいごに

木村先生から学ぶ自己啓発の本だったが、木村先生自体、百折不撓を体現しているような話もあっておもしろかった。