はじめに
最近、角煮や焼豚を作ることがあり、ブロック肉を買うことがちょっとした楽しみになっている。
角煮を作っているとプロダクト開発に近いものがあるなぁと感じたのでその感じたことを書いてみる。
角煮とは
角煮を何度か作ったが、一番最初に作ったレシピは以下の白ごはんのレシピである。
これはこれで美味しくいただいた。でも何かもの足りない。私が求めていたのは、ご飯が進む香りのある角煮だった。 この角煮作りは、エンジニアリングマネージメントに通じる部分があるなぁと感じます。
角煮を作る
角煮を作る場合、漠然と作るのではなく作るタイミングによって目的を定義してレシピを考える必要があるわけである。 これは「どんな角煮を作りたいのか」プロダクトゴールである。角煮そのものを酒の当てにしたいのか、ご飯のおかずにしたいかゴール次第で選ぶ豚肉から変わってくる。
赤みが多い肩ロースを選ぶか、脂身と赤みが半々のバラ肉にするか、同じ角煮でも肉の部位によって仕上がりが違う。 プロダクト開発のゴール設定と同じで、何を目指すのか決まらなければ、適切な食材構成は決められない。
どんな肉を使うにしても、にんにく・生姜・ネギ(青い部分)は欠かせない。 買ったことないけど、高級な豚肉であっても、臭み取りの工程は省略できないはず。 たぶん、どんな強い食材があっても生かす環境は一定は必要である。チームの規模や個人の嗜好によって調整しがいのあるところでもある。
普通の角煮にするか、ご飯に合わせるか、からし、柚子胡椒で食べたいのか。柚子胡椒で食べるなら照りをつけすぎないようにしたい。 目的によって醤油の量や八角を入れるか、煮込み時間をどれくらいにするかが決まってくる。 煮込んでから味を変えようと思ってできない。クオリティコントロールするのであればレシピ(設計)の段階から QA に入ってもらうのがどこまで味の許容範囲とするか決まる。そのために目的を決めておくことが必須。
卵の存在
角煮には「卵」という存在がある。 最後に照りをつける段階で卵を入れたいなら、その前にゆで卵を用意しておかないといけない。 ゆで始めるタイミングや半熟といった加減次第で完成のタイミング(納品)や全体の印象が大きく変わる。 卵は付加価値で、なくても角煮は成立する。 卵をどこまでこだわるかによって納品の時期が変わったり、煮汁が余っていたら後から機能追加するという選択肢もできる可能性がある。
さいごに
ゴールを定め、材料を選び、工程とタイミングを整え、最後に仕上げの方向性を決める一連の行為がエンジニアリングマネージャの役割なのだと思う。 角煮の QCD は非常に大事だね。